結論：どれが正解ではなく「向き不向きで選ぶ」
IT業界に入ると必ず耳にするのが
「SIer」「SES」「自社開発」。
しかし、ネット上には
- 「SESはやめとけ」
- 「SIerは楽」
- 「自社開発が神」
など極端な意見が多く、混乱しやすいジャンルです。
この記事では、偏りなしで違い・メリット・向いている人をまとめます。
まず表で違いを整理
| 分類 | SIer | SES | 自社開発 |
|---|---|---|---|
| 仕事の種類 | 企業向けシステム受託・プロジェクト型 | 客先常駐・技術提供 | 自社サービス・プロダクト開発 |
| 働く場所 | 会社 or 客先 | 基本客先 | 自社オフィス |
| スキル成長 | 広く浅く→後で深く | 色々触れる（現場次第） | 深く専門特化 |
| 年収の伸び | ◎（上流工程強い） | △（キャリア設計次第） | ◎◎（成果が反映されやすい） |
| 未経験入りやすさ | ◎ | ◎◎（入口として最強） | △ |
SIerとは？
企業のシステムを設計・構築するプロジェクト型の仕事。
IT業界の王道ルートで、上流工程（要件定義・設計）まで行きやすい。
メリット
- プロジェクト管理経験が積める
- 上流工程に進みやすい
- 年収・安定性が高い（正社員率高め）
デメリット
- クライアントワークなので自由度低め
- 技術より「調整力・ドキュメント力」が求められる
→ 将来PM、ITコンサル、上流志向の人向け
SESとは？
企業にエンジニアを「技術提供」する働き方。
未経験採用が最も多い入口職種。
メリット
- 初心者が経験を積みやすい
- 様々な案件でスキルの幅が広がる
- キャリアチェンジがしやすい
デメリット
- 会社によって質の差が激しい
- スキル形成が本人次第でばらつく
→ 「とりあえず経験がほしい」「実務に早く入りたい」人向け
自社開発とは？
サービスやアプリを自社で開発・改善する仕事。
エンジニアの多くが目指す“理想形”と言われる。
メリット
- 技術に集中できる
- 裁量が大きい
- 成果が見えやすくやりがい大
デメリット
- 未経験枠が少ない
- 採用基準が厳しい
→ 技術ガチ勢・将来CTO・プロダクト開発希望者向け
どれから入るべき？
初心者向けロードマップ：
SES or SIerで経験を積む
↓
スキル・資格・実績をつくる
↓
自社開発 or コンサル or フリーランス
これが最も再現性の高いキャリアです。
向いている人の特徴
| タイプ | 向いている働き方 |
|---|---|
| コツコツ理解・調整が得意 | SIer |
| とにかく早く現場経験がほしい | SES |
| 技術や開発が好き・モノを作りたい | 自社開発 |
迷うならまずやること
- 自分がどのタイプか診断
- 求人市場を確認
- 相談して方向性を決める
→ 次の記事：IT職種診断へ誘導
まとめ
- どれもメリット・デメリットがある
- 未経験なら入口はSIer or SESが王道
- キャリア戦略で選ぶと後悔しない
【ここに後で広告リンク】
IT未経験OKの求人を無料で確認してみる
（転職活動ではなく情報収集でOK）
コメント