はじめに
大学の研究室や職場に、こんなPCはありませんか?
- GPU搭載などの高性能PCがある
- セキュリティ上、外に持ち出せない
- 自宅や外出先から使えたら作業効率が上がる
特に研究室では、
「計算は研究室PCでやりたいけど、家から操作できたら…」
と感じる場面が多いと思います。
私自身も、
動かせないGPUマシンを自宅から操作したい
という理由で、リモート環境を構築しました。
この記事では、
IT未経験でも安全に使えるリモート作業環境の考え方と作り方
を、できるだけ噛み砕いて解説します。
リモート作業環境にはどんな選択肢がある?
まずは全体像を整理します。
主な選択肢
- リモートデスクトップ(Windows標準など)
- VPN+VNCによる遠隔操作
- クラウド環境(Google Colabなど)
それぞれメリット・デメリットがありますが、
「研究室や職場のPCをそのまま使いたい」場合は、
VPN+VNC構成
が最も現実的です。
なぜVPN+VNC構成が安全なのか
危険になりやすい例
- ポート開放をしてVNCを直接公開
- 認証が弱い状態で外部接続
これらは、
不正アクセスのリスクが非常に高い方法です。
VPNを使うと何が変わる?
VPNを使うと、
- 通信が暗号化される
- 外部から直接PCが見えない
- 同じネットワーク内にいるように接続できる
つまり、
「家と研究室を安全な仮想LANでつなぐ」
イメージになります。
実際に使っている構成
私が現在使っている構成は以下です。
- VPN:Tailscale
- 遠隔操作:TigerVNC
- 操作側:RealVNC Viewer
この構成の特徴は、
- ルーター設定不要
- ポート開放不要
- IT未経験でも再現しやすい
という点です。
実際の設定方法はこちら
具体的なインストール手順やコマンドは、
別記事で1から解説しています。
👉 Tailscale+TigerVNCでPCを遠隔操作する方法(未経験者向け)
この記事では、
- インストール
- 初期設定
- 接続確認
までを画像・コマンド付きでまとめています。
リモート作業環境を作るメリット
実際に使って感じたメリットは次の通りです。
- 重いPCを持ち運ばなくていい
- GPU計算をそのまま使える
- 深夜や休日でも作業できる
- スマホから簡単な確認も可能
特に、
「作業できる場所の制限がなくなる」
のは大きな変化でした。
注意点・向いていない人
もちろん万能ではありません。
注意点
- 初回設定は少し手間
- 通信品質はネット環境依存
向いていない人
- ネットワーク設定が一切したくない
- クラウド環境で完結できる作業だけの人
リモート環境が整うと、次に考えること
作業環境が整うと、
次に考える人が多いのが、
- ITスキルを体系的に学びたい
- 自宅で勉強・開発したい
- 将来的にIT職種も視野に入れたい
というステップです。
ここで初めて、
学習方法やサービス選びが意味を持ちます。
学習サービスを検討している人へ
IT未経験者向けに、
無料・動画教材・有料スクールを比較した記事もあります。
「環境 → 学習 → 次の行動」
という流れで考えると、失敗しにくくなります。
まとめ
IT未経験でも、
- 正しい構成を選べば
- 難しい設定を避けながら
- 安全に
リモート作業環境は構築できます。
「PCを持ち運ぶ」から「PCを遠隔で使う」
という発想は、
作業効率を大きく変えてくれます。

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